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宮城県立高のエアコン整備を与党3会派が要望 知事「重く受け止める」

宮城県議会

 宮城県立高の普通教室へのエアコン設置率が低迷する事態を受け、県議会(定数59)最大会派の自民党・県民会議(33人)と公明党県議団(4人)、21世紀クラブ(1人)は6日、未設置校への早期整備を求める要望書を県に提出した。3会派は県政与党。消極姿勢だった村井嘉浩知事は「重く受け止める」と述べ、導入の可否を再検討する考えを示した。
 3会派の代表ら7人が県庁を訪れ、村井知事に書面を手渡した。県民会議の高橋伸二会長は近年の酷暑を念頭に「多額の費用を要することは承知しているが、生徒の健康を守るため、全県立高への設置を早急に前に進めてほしい」と訴えた。
 「いつも支えてもらう3会派の要望だ」とかみしめた村井知事は「県財政は厳しいが、酷暑は増えている。しっかり検討したい」と回答。工期の関係から「(設置は)早くて来年夏以降」と述べた。
 意見交換で、3会派側は新型コロナウイルス対策として自治体が柔軟に使途を選べる国の「地方創生臨時交付金」を財源に充てるべきだと主張。新型コロナ感染防止のためマスクを着けた生徒が熱中症になる危険性も指摘した。
 終了後、高橋会長は「設置を求める切実な声は多い」と改めて強調。「しっかり検討するとの回答だった。与党3会派の要望を十分に受け止めてもらったはずだ」と知事の方針転換を期待した。
 要望書は、近年の温暖化の影響で教室内の学習環境が「非常に厳しい状況にある」と指摘。生徒の学習意欲や集中力の低下、健康面への悪影響を不安視した。
 文部科学省の2019年9月時点の調査によると、県立高の普通教室へのエアコン設置率は全国ワースト3位の3.6%。全国平均の83.5%を大きく下回っている。


2020年07月07日火曜日


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