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古里の惨状に募る不安 豪雨被災地から宮城へ派遣の応援職員

 豪雨に見舞われた熊本、鹿児島両県から東日本大震災で被災した宮城県の自治体に派遣された応援職員が、古里の惨状に不安を募らせながら推移を見守っている。
 気仙沼市には鹿児島県から3人の応援職員が来ている。同市都市計画課に勤務する脇浩一郎さん(50)は派遣前、鹿児島市の急傾斜崩壊対策事業に携わった。「鹿児島市内には危険な場所がある。身の危険を感じたら早めに避難してほしい」と被害が拡大しないことを願う。
 宮城県南三陸町は、災害時相互応援協定を結ぶ鹿児島県伊佐市から職員1人が派遣されている。同市は山野川が氾濫するなど浸水被害の拡大が懸念される。
 応援職員で同町商工観光課で働く柿ノ迫(かきのさこ)秀美さん(46)は「伊佐市では田んぼが冠水したり、トマト栽培のハウスが流されたりしているようだ。知り合いの農家も被害を受けた」と心配する。
 九州の被災地支援に向け、職員派遣や救援物資の発送などの動きも出ている。
 宮城県には熊本県1人、鹿児島県3人の計4人の応援職員が派遣され、県土木事務所などで働いている。4人とも家族は無事で自宅の被害もないという。村井嘉浩知事は6日午前、応援要請があった場合、速やかに職員を派遣できるよう準備を指示した。
 東松島市は甚大な被害が出ている熊本県人吉市から2012〜17年、応援職員2人の派遣を受けた。6日に人吉市の被害状況を電話で聞き取り、支援物資の発送の準備を進めている。東松島市の勝又啓普(ひろゆき)総務課長は「被害の全体像はまだ把握できていないが、必要な物資を届けたい」と話した。


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2020年07月07日火曜日


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