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東北の倒産14.3%増208件 コロナ関連17件 20年上半期

 東京商工リサーチ東北支社が6日まとめた東北の2020年上半期(1〜6月)の企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、件数は前年同期比14.3%増の208件だった。倒産が小規模な企業に集中し、負債額は10.3%減の398億8800万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大に関連した倒産は17件にのぼった。
 県別は表の通り。件数は山形で減少した。負債額は10億円超の大型倒産が複数あった宮城と青森で増加。特に青森は前年同期の2.7倍になった。
 業種別では、飲食業や宿泊業のサービス業他が58件で最多。次いで東日本大震災の復興需要が落ち着いたことなどから建設業が39件で、飲食料品関連を含む製造業の32件が続いた。
 原因別では販売不振が111件で半数を超えた。従業員数別は5人未満が133件で全体の63.9%を占め、小規模な企業の倒産が多かった。震災関連の倒産は11件あった。
 負債額別は1000万円以上5000万円未満が42.9%増の100件で、半数近くに上った。5000万円以上1億円未満は45件、1億円以上5億円未満は55件、5億円以上10億円未満は3件。
 10億円以上の大型倒産は5件あった。造船業のヤマニシ(石巻市、120億8400万円)や百貨店経営の大沼(山形市、30億円)など、地域を代表する老舗の倒産が相次いだ。
 東北支社の担当者は「上半期は震災の復興需要がなくなる中で、新型コロナ関連の倒産が出始めた。新型コロナの前から厳しかった企業が破綻する事例も目立ってきている」と話した。


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2020年07月07日火曜日


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