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川崎・青根温泉の旧共同浴場「名号湯」14年ぶり復活

6カ所の源泉がブレンドされた温泉が自慢の名号湯

 宮城県川崎町の青根温泉で2006年に閉鎖された「名号湯(みょうごうのゆ)」が、14年ぶりに復活した。青根温泉旅館組合の原太一郎組合長(38)が今年2月、源泉の原状回復工事を進め、利用を再開した。同温泉も新型コロナウイルスの影響で宿泊客が減り、関係者は客足回復の起爆剤として期待する。

 名号湯は洋館風の外観が特徴で床面積約50平方メートル。3、4人ずつ入浴できる浴場が2室あり、6カ所の源泉をブレンドした弱アルカリ性の掛け流しの湯を楽しめる。温泉の宿泊客らに1組50分で貸し出している。
 町などによると、名号湯は青根温泉地区の住民の共同浴場として長年利用されてきた。1986年に改修された後は老朽化が進んだ。2006年、共同浴場「じゃっぽの湯」が新設されたのに合わせて閉鎖されたが、建物は残された。
 原さんも幼少時、よく名号湯に漬かった。「源泉が近く非常に質の良い温泉。かつては地元の憩いの場であり、自分にとっても思い出深い存在。ぜひ復活させたかった」と振り返る。
 青根温泉では、150年近い歴史を持つ老舗旅館「名号館」が昨年10月に廃業し、現在営業している旅館は4軒。原さんは「コロナ禍も重なり、寂しい状況が続くが、名号湯の復活が活性化のきっかけになってほしい」と語る。連絡先は原さん090(6009)0762。


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2020年07月09日木曜日


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