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商業施設に現代美術 仙台フォーラスにギャラリー開館

仙台フォーラス内に開館したギャラリーに展示された青野さんの作品=8日

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」に8日、現代美術のギャラリーがオープンした。仙台の若者ファッションをリードしてきた商業施設から、持続可能な社会について考える最先端のアートを発信する。
 ギャラリーは、同区大手町のギャラリーターンアラウンドが2階の空きテナント(約150平方メートル)を利用し開設した。第1弾として国内外で活躍する美術家青野文昭さん(52)=青葉区=の立体作品など約20点を8月中旬まで展示する。
 青野さんは「なおす」をテーマに、廃棄物や拾得物の欠損部分、使用痕跡を修復し、作品として再生させることで知られるアーティスト。看板やプラスチックのバケツ、カップ麺の容器などを利用した作品を間近で見ることができる。
 青野さんが、仙台フォーラスの出入り口にある階段の破損箇所を修復する様子を記録した、最新の映像作品も上映している。
 7月下旬からは7階の空きテナントに、土地の歴史や戦争の記憶をテーマに映像やインスタレーションを発表している佐々瞬さん(33)=青葉区=の作品を展示する予定。
 ギャラリーはJR仙台駅周辺の商業施設に客足を奪われ、苦戦を強いられている一番町商店街の新たな魅力を創出する役割も期待されている。ターンアラウンドの関本欣哉代表は「商業施設に現代美術を展示することはあまりなかった。美術に関心がない人をはじめ、多くの人に現代美術の魅力を知ってもらうきっかけになればいい」と話す。


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2020年07月09日木曜日


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