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着物の手入れオンラインで無料相談 山形の呉服店 コロナ下、問い合わせ増える

タブレット端末で顧客の相談に応じる布施専務

 山形市の老舗呉服店「布施弥七京染店」は、オンラインによる着物の無料手入れ相談を始めた。新型コロナウイルスの影響による外出自粛で身の回りを整理する人が増えたため、需要が増加。同店は「来店の必要がないので商圏を問わず、若い世代にも知識を伝えられる。たんすに眠る着物を見直すきっかけにしてほしい」と期待する。
 フェイスブックのメッセンジャー、「Zoom(ズーム)」、スカイプといったビデオ会議アプリを使う。布施将英専務(47)が画面上で顧客と会話しながら、映し出される着物を見て状態を診断したり、解決法を助言したりする。
 顧客が希望すれば、手入れに要する見積額を示す。着物を送ってもらい、実際の状態を見た上で料金を再度伝える。作業は1カ月半ほどで終了し、仕上がり品を送り届ける。
 同店は江戸時代前期の1647年創業。布施専務が2011年ごろから動画投稿サイト「ユーチューブ」で着物の手入れや保管法をテーマにした発信を続け、対応策を蓄積してきた。
 コロナ禍以降、自宅で着物を点検する人が増え、染み抜きや仕立て直し、処分する判断基準の問い合わせが多くなったという。
 布施専務は「身近に着物に詳しい人がいないケースが目立つ。専門用語をなるべく使わず、悩みの解決につなげたい」と話す。連絡先は023(622)6317。


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2020年07月09日木曜日


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