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全国豊かな海づくり大会 宮城県が開催見送り正式表明

 宮城県石巻市を主会場に9月26、27日に県内で初めて開かれる「第40回全国豊かな海づくり大会」を巡り、県は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に開催を見送ると正式発表した。天皇、皇后両陛下が出席される予定だった。大会が開かれないのは1981年の第1回大会以来、初めて。
 県庁で取材に応じた村井嘉浩知事は、首都圏で新型コロナ患者が再び増加している現状について「予断を許さず、全国から人を迎え入れることは極めて困難だ」と指摘。「安全を最優先に考えるべきで、やむを得ない。苦渋の決断だった」と理解を求めた。
 県は当初、大会規模の縮小や予防策の徹底に取り組んだ上での開催も検討したが、感染リスクを解消できないと判断。今月8日、共催する「豊かな海づくり大会推進委員会」の岸宏会長(全国漁業協同組合連合会長)に開催の見送りを申請し、10日に同意を得た。
 海づくり大会は2021年に兵庫県、22年に北海道での開催が決まっている。宮城県は2道県や関係機関と調整に入り、延期か中止かを決める。村井知事は「早い時期の開催に向けて努力をするが、現時点では何も言えない」と述べるにとどめた。
 石巻市の亀山紘市長は「水産業の復興した姿を発信する絶好の機会だっただけに残念でならない」との談話を出した。


2020年07月11日土曜日


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