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女川2号機工事計画審査、来年6月に説明完了想定 東北電

女川原発2号機

 東北電力が再稼働を計画する女川原発2号機(宮城県女川町、同県石巻市)の新規制基準適合性審査のうち、詳細設計に関する「工事計画」について、東北電が2021年6月までに説明を終える想定であることが13日分かった。東日本大震災の被災原発として固有の課題もあり、想定通りに進むかどうかは見通せない。
 女川2号機の工事計画は14日に初の審査会合が開かれる。東北電は今後、地震への剛性(変形しにくさ)低下などを踏まえた建屋の耐震評価のほか、地下水位低下設備の耐震性、竜巻防護ネットの設計の妥当性などを説明する見込み。
 女川2号機は審査の三つのプロセスのうち、基本設計を示した「設置変更許可」が2月に合格。今後は工事計画と「保安規定」でそれぞれ認可を得る必要がある。東北電は「できる限り早期の審査完了を目指し、準備を進めていく」と話す。
 東北電は4月、再稼働の前提となる安全対策工事の完了時期を20年度から22年度に延期。新基準で設置を義務付けられたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設(特重施設)」の基本設計を検討している。工事計画認可から5年以内に特重施設を設置できない場合、運転停止となる。
 女川2号機と同じ「沸騰水型炉」は、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)の工事計画が認可され、23年10月に特重施設の設置期限を迎える。東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)は工事計画の審査中。いずれも再稼働のめどは立っていない。


2020年07月14日火曜日


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