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震災施設、効率的に巡る 3.11伝承ロードモニターツアー実施

旧石巻市大川小で佐藤さん(右端)の話を聞く参加者

 東日本大震災の記憶を継承する一般財団法人「3.11伝承ロード推進機構」(仙台市)は13日、被災各地の震災伝承施設を巡るモニターツアーを実施した。点在する伝承施設をつなぐ「3.11伝承ロード」を活用した企業・団体向けの研修プログラムを作る。
 旅行業者や推進機構の関係者ら約20人が参加。仙台市内をバスで出発し、旧石巻市大川小や高田松原津波復興祈念公園(岩手県陸前高田市)、東日本大震災津波伝承館(同)などを見学した。
 大川小では語り部活動を続ける児童遺族の佐藤敏郎さん(56)が案内した。佐藤さんは地震発生から約50分間、教職員と児童が校庭にとどまったことについて「あの日、いろんな情報が入っていたが(裏山に避難するという)学校の意思決定につながらなかった事実について考えなければならない」と語った。
 参加した東北観光推進機構(仙台市)の岩出翔太さん(28)は「初めて大川小を訪れたが、語り部の方の話を聞くことができて良かった。東北以外の人にも知ってほしい」と話した。


2020年07月14日火曜日


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