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リンゴ「黒星病」の新農薬、スピード登録 青森県の要望に国応える

黒星病に感染したリンゴ。新農薬の効果に期待が高まる

 リンゴの実や葉に黒い斑点が生じ、品質悪化の原因となる黒星病に効果があるとされる新たな農薬が14日、農林水産省に登録された。2016年産リンゴなどに黒星病がまん延した青森県の要望を受けて、国が短期間で審査。申請から1年3カ月のスピード登録となった。
 新薬は化学薬品メーカーの日本曹達(東京)が開発した。青森県内では16年、津軽地方を中心に黒星病が多発。これまで散布していた農薬が効かない耐性菌が確認された。18年も感染が深刻化し、新薬の開発が待たれていた。
 緊急性の高い農薬を短期間で実用化するため、18年に改正された農薬取締法で、優先審査制度が設けられた。メーカーは19年4月に登録を申請。食品や土壌への残留農薬基準など、通常なら3年近くかかる審査が短縮された。
 21年春に販売が始まる見通しで、県が散布計画を策定する。
 三村申吾知事は「早期登録を国に強く要請してきたので、大変うれしく思う。効果的に使い、高品質のリンゴ生産に万全を期す」とのコメントを出した。


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2020年07月15日水曜日


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