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遺体から生前の似顔絵 警察官ら7人に伝承官が技伝授

似顔絵の描き方を助言する安倍さん(奥)

 大規模災害の犠牲者ら損傷や腐敗の激しい遺体の骨格写真などを基に似顔絵を描く「復顔法」の講習会が15日、宮城県警本部であった。県内各署の刑事部門の警察官らを中心に7人が身元の特定につながる技を学んだ。
 県警鑑識技能伝承官の安倍秀一さん(70)が講師を務め、東日本大震災で亡くなった男性を検視した際の写真記録を基に、似顔絵を描き上げた。安倍さんは「左右を見比べ、被災によるけがか顔の特徴かを見極めてほしい」と助言した。
 参加した仙台南署刑事1課の女性巡査部長(32)は「遺体を家族に返すため、学んだことを生かし、自信を持って描きたい」と話した。
 県警はこれまでに、東日本大震災の犠牲者100人分の似顔絵を復顔法で作った。身元が判明した96人のうち25人は、似顔絵が端緒となった。


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2020年07月16日木曜日


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