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<せんだい進行形>処分寸前の生花を仕入れ宅配 無店舗でインスタ使い受注

アトリエで花を届ける準備をする本郷さん(右)と佐藤さん=仙台市青葉区

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で花の需要低迷が続く中、廃棄処分になりそうな生花を仲卸業者から仕入れ、他の花と組み合わせて希望者に届ける活動を宮城県内の会社経営者ら2人が始めた。画像共有サイト「インスタグラム」での発信を通じ、趣旨に賛同した県内外の企業や個人から注文が寄せられている。
(報道部・丸山磨美)

 宅配を基本とした店舗のない花屋で、店名は「flulu flowers(フルルフラワーズ)」。6月下旬、仙台市で美容室などを経営する本郷紘一さん(37)と、宮城県大河原町でフットケアサロンを営む佐藤香菜子さん(37)が始めた。
 週1回のペースで仙台市中央卸売市場花き市場の仲卸業者から、売れないまま花弁が開くなど処分されそうな花を見つけて仕入れる。扱うのはバラ、ガーベラなど主に県内で生産された花。他の花を組み合わせ、注文に応じて市中心部の青葉区内は直接配送し、遠方には発送する。
 廃棄を免れた花は、自宅で楽しめる期間が短い。注文はそうした事情を理解してもらった上で受け付けており、単発のほか週1回、月1回といった定期配送など、20組ほどから依頼があるという。
 2人は高校時代のバンド仲間で、それぞれ花屋を開くのが夢だったという。新型コロナの影響で冠婚葬祭やイベントが中止・縮小になり、行き場を失った花が廃棄される「フラワーロス」の問題を知り、課題解決を図る形で花屋に挑戦することにした。
 「小さい商いだが、コロナの影響が続く限りフラワーロスの解消に取り組みたい」と本郷さん。これまで花を買って飾る習慣がなかった人からの注文が多く、花や生産者の説明や、花を長持ちさせる方法などの情報も添えて届ける。佐藤さんは「花で暮らしを明るくし、笑顔いっぱいで過ごす手伝いをしたい」と言う。
 問い合わせ、注文はインスタグラム「flulu_flowers」のダイレクトメッセージで受け付けている。

※店名の「flulu」のu二つのそれぞれの上に「‥」の記号あり


2020年07月17日金曜日


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