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仙台で学生クラスター拡大 宴会で大皿料理にカラオケも

 「学都」で若者の新型コロナウイルス感染が拡大している。仙台市では7月に入り、専門学校生や大学生の感染が相次いで判明し、クラスター(感染者集団)も発生した。51日ぶりに陽性患者が出た6月18日以降の感染者は10、20代が7割を占める。郡和子市長は若者向けのメッセージ動画を配信し「大勢で集まるのは控えて」と呼び掛けた。
 市内の主な感染状況は図の通り。専門学校では9、11日に10代女子生徒2人の感染が判明。12日は10代男子生徒、14日は20代女子生徒も陽性と確認された。2人は最初の2人と濃厚接触がなく、市は4人が学ぶ専門コース全員を検査した。
 東北工大(太白区)では男子学生15人の集団感染が起きた。14日に最初の20代学生の陽性が判明。市の行動歴調査で6日に学生仲間17人と市内の飲食店で宴会を開いたことが分かり、全員の検査で他に14人の感染が発覚した。
 計15人は宮城県内で最大規模のクラスター。宴会は大皿料理が提供されたとみられ、感染が広がる要因になった可能性がある。6人は2次会でカラオケに行き、深夜まで滞在した。
 仙台大(宮城県柴田町)に通学する市在住の20代男子学生の感染も16日に判明した。濃厚接触者は現時点で16人。同大の学生の感染は4月11日以来となる。
 市によると、市内の6月18日〜7月17日の陽性患者は計32人。年代別は20代が20人と62.5%を占め、30代は4人、10、50代は各3人、40代は2人となった。若年層の10、20代の割合が全体の71.9%となった。
 市は17日、市内の大学や短大、専門学校など計82校に、感染症対策の徹底を学生・生徒に周知するよう求める文書を急きょ送付。市のホームページにはメッセージ動画を掲載した。郡市長は「飲食を共にする場合はいつも以上に感染症対策を行い、せきや熱がある場合は約束をキャンセルしてでも外出しないでほしい」と訴えた。


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2020年07月18日土曜日


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