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宮城県民割引とGoTo併用で半額未満に 県、二重支援発表

 宮城県は20日、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光需要の回復に向け、県内の宿泊旅行を対象に8月末まで実施する県民限定の割引制度「せんだい・みやぎ絆の宿キャンペーン」を、22日開始の政府観光支援事業「Go To トラベル」と併用可能にすると正式発表した。割引額を上積みし、県民に県内旅行を促す。

 村井嘉浩知事は20日の定例記者会見で表明し、「コロナで打撃を受けた業者を元気にしたい。ダブルの支援で、より大きな効果が期待できる」と強調。経済効果を継続させる観点から県のキャンペーンを秋にずらすことも検討したが、「他県は『併用可』が多く、時期を合わせた方がいいと判断した」と説明した。
 併用のイメージは図の通り。県のキャンペーンの割引(上限割引率50%、1人1泊当たり最大5000円)を適用した料金に、政府事業の割引(35%)が反映される。
 1人1泊料金が2万円の場合、支払額は県のキャンペーンだけ適用すれば1万5000円だが、政府事業を組み合わせると9750円と半額以下に。1人1泊料金が6000円では、県のキャンペーンで3000円、併用では1950円となる。
 国は支援事業の対象となる宿泊施設の条件をまだ発表していない。仮に県制度の条件と異なった場合、支援を二重に受けられると見込んで宿泊を申し込んだのに、政府の補助を受けられない人が出る恐れもある。
 村井知事は「直前になっても具体的な制度が示されていない。関係機関も困惑している」と指摘したが、「始めると言った以上、感染対策を講じながら効果を出していく」と強調した。
 「Go To トラベル」は、東京都発着の旅行が除外された。


2020年07月21日火曜日


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