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村田・竹の内の焼却施設31日に撤去完了 稼働停止から19年

竹の内産廃処分場の出入り口。隣接する焼却施設の解体撤去工事が今月中に完了する

 宮城県村田町の竹の内産廃処分場に隣接する焼却施設の解体撤去工事が今月31日で完了することが20日、分かった。基準値の約230倍のダイオキシンなど有害物質が検出された焼却炉などの施設は2001年の稼働停止から19年でようやく解体撤去に至り、一つの節目を迎える。行政代執行で工事を実施した県は30日、現地で住民説明会を開く。
 施設の敷地面積は約4300平方メートル。焼却炉2基や焼却灰保管庫、倉庫など設備の撤去などは既に終え、周辺は更地になっている。現在、工事完了に向け、詰めの作業を進めている。
 工事は昨年9月に本格化した。当初の終了予定は今年3月31日だったが、昨年10月の台風19号豪雨の影響で4カ月遅れた。ダイオキシン除去や施設解体などの各工程がそれぞれ延びた。
 焼却施設は民有地に置かれ、焼却炉内と周辺にはダイオキシンのほか、鉛やカドミウムなどの有害物質を含む灰やがれき類、汚染土壌が長年放置されてきた。
 撤去後の対応について、県竹の内産廃処分場対策室は「民有地のため、県主体の環境モニタリング調査はできないが、隣接する県管理の最終処分場での調査は継続する。状況を注視していきたい」と話した。
 施設は処分場の運営業者が設置したが、不法投棄問題の発覚後は放置された。県は18年に焼却炉のばいじん飛散と汚水流出の防止を求める措置命令を出したが、業者が応じなかったため、行政代執行による解体撤去に踏み切った。


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2020年07月21日火曜日


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