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東北の百貨店、売上高上向く 6月は下落幅縮小

 東北百貨店協会が21日発表した6月の百貨店(8社14店)の売上高概況は、前年同月比6.3%減の110億8400万円と9カ月連続のマイナスだった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休業を終えたことに加え、特別定額給付金の支給が始まり、下落幅は4月の55.1%、5月の42.5%から大幅に上向いた。
 衣料品は7.7%減の31億9900万円。春物、初夏物の在庫を減らすためクリアランスセールを前倒したものの、イベントの中止が相次いで需要が減った。そのうち、子ども服は学生服の夏服購入が例年の5月からずれ込み、0.8%増だった。
 身の回り品は4.3%増の15億9400万円。給付金の影響がみられ、高級ブランド品が伸びた。家庭用品は0.8%減の5億5400万円。巣ごもり需要として家電に動きがあった。
 食料品は6.5%減の35億1300万円。生活必需品を含む生鮮食品は3.7%増えた一方、物産展の中止が響き、菓子や総菜は低調だった。
 地区別では、仙台が6.6%減。仙台以外が5.9%減。閉店セールを開催した中合福島店(福島市)は1.5倍に大きく伸ばした。仙台の外国人観光客免税売上高は95.6%減の100万円で大幅に減少した。
 協会の担当者は「外出自粛傾向に加え、給付金の特需は一時的だ。今後も厳しい経営環境は続くだろう」と指摘する。


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2020年07月22日水曜日


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