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東北の企業71.3%が売上高減 コロナ苦境続く

 新型コロナウイルスの感染拡大で、6月の売上高が前年同月より減った東北の企業は71.3%に上ったことが21日、東京商工リサーチ東北支社のまとめで分かった。5月の売上高を聞いた前回調査(5月下旬〜6月上旬)に比べ8.6ポイント減少したものの、依然として苦しい状況が続いている。

 東北支社によると、緊急事態宣言が5月に、県境をまたぐ移動自粛が6月にそれぞれ解除され、企業活動が戻りつつあることが改善につながったとみられる。
 6月の売上高が前年の5割未満となった企業は全体の8.6%だった。7〜12月に1カ月でも売上高が5割以下に落ち込む可能性があると答えた企業は32.2%で、前回調査より6.9ポイント減った。
 感染拡大防止に向けて提唱された「新しい生活様式」が業績に「マイナスの影響を与える」とした企業は38.9%で、前回より3.6ポイント減少。「どちらとも言えない」は3.8ポイント増えて57.7%だった。
 業種別では飲食店と宿泊業、娯楽業は全社がマイナスの影響を与えると回答。旅行業や結婚式場などを含むその他生活関連サービス業が85.7%、道路旅客運送業が83.3%で続いた。
 新型コロナに関する国や金融機関などの支援策について、利用した企業は45.5%。「今後利用する可能性がある」との回答も25.4%あり、計7割近くの企業が利用に言及した。
 東北支社の担当者は「資金の借り入れで当面のお金はあるが、感染の第2波が来ればいつまで持つか分からない。自治体独自の支援策は予算面で厳しく、国や金融機関の支援が鍵になってくる」と指摘した。
 調査は6回目。インターネットで6月29日〜7月8日に実施。東北の有効回答は1113社だった。


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2020年07月22日水曜日


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