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唾液PCR「体制整う」 仙台の企業、宮城県に報告

村井知事に説明する斎藤社長(右から2人目)=県庁

 民間の日本微生物研究所(仙台市宮城野区)は22日、唾液を検体に使って新型コロナウイルスの感染を判断するPCR検査体制が整ったと宮城県に報告した。同社は現在、県や仙台市から要請を受けていないが、1日300件、9月には1日1200件の検査が可能と説明する。
 唾液の採取は容易で検査件数を増やせる一方、粘性が高くウイルスが不均一に存在するため、検査の正確性が課題とされる。同社は粘性を壊す酵素を添加する独自の技術を取り入れ、精度を高めたという。
 検査には1〜2ミリリットルの唾液が必要で、午前に採取すれば当日夕方には結果が判明する。同社は検査機器が14台あり、1日300件の検査が可能。手順の習熟により、8月に1日600件、9月以降は1日1200件を計画する。
 村井知事は「今後、民間の力も借りることも想定している。鼻の奥の粘液を取る方法と精度を比較したい」と関心を示した。斎藤哲郎社長は「医療従事者の負担が少なく、患者への治療に力を注げる。感染拡大を防ぐため早急に体制整えることが必要だ」と話した。
 唾液のPCR検査は予約制で、費用は1万1000円。連絡先は同社022(783)8471。


2020年07月23日木曜日


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