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救急隊現場間違う 到着6分遅れ、患者は翌日死亡 仙台市消防局

現場到着の遅れを陳謝する仙台市消防局の担当者

 仙台市消防局は22日、救急隊員が119番を受けた現場を間違え、到着が約6分遅れるミスがあったと発表した。患者は医療機関に搬送されたが、その翌日に死亡。医師は到着の遅れとの因果関係は不明と説明したという。市消防局では昨年11月にも救急車が搬送先の病院を間違え、到着が9分遅れるミスがあった。
 市消防局によると、20日午後1時12分、宮城野区のマンション6階で60代男性がテレビ会議中に倒れ、同僚が119番。青葉消防署片平出張所の救急隊が出動し、21分に現場付近に到着した。
 救急隊は合流した消防隊とマンション6階に向かったが、部屋から応答はなかった。消防士1人が1階に戻ったところ、隣のマンションから呼び掛ける男性患者の同僚を見つけ、間違いに気付いた。マンション名の確認を怠ったことが原因という。
 消防士は午後1時27分に男性の心肺蘇生を実施。救急隊も29分に到着し、救命処置を始めた。30分には医師がドクターカーで駆け付け、47分に医療機関に到着したが、男性は翌21日に死亡した。
 正しいマンションに直行していれば、救急隊は通報から11分後の午後1時23分には現場に到着できたとみられ、実質6分遅れた。市消防局は遺族に経緯を説明し、謝罪した。
 市役所で記者会見した高橋正裕救急担当部長は「あってはならないこと。遺族と市民に深くおわびする。ヒューマンエラーの連続で、総力を挙げて再発防止に取り組む」と陳謝した。
 昨年11月には宮城野消防署鶴谷出張所の救急隊が搬送先の病院を取り違え、到着が9分遅れるミスがあった。患者は搬送から約30分後に死亡した。


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2020年07月23日木曜日


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