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桑折、浪江町の震災前伝える 旧伊達郡役所で写真展

写真を通じて震災前の桑折、浪江両町を振り返る来場者=22日

 福島県郡山市の写真家須賀武継さん(59)が、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって縁を深めた同県桑折、浪江両町の四季の移り変わりにレンズを向けた作品展が、桑折町の旧伊達郡役所を会場に開かれている。26日まで。
 桑折町伊達崎地区の満開のモモ畑や浪江町請戸地区の漁船の出初め式など、2000〜03年に撮影した20点を展示。震災10年目の節目に被災の記憶の風化防止を願い、震災前の両町の美しい風景を伝えている。
 内陸部の桑折町は震災直後に仮設住宅を設置し、巨大津波と原発事故で被災した浪江町から避難者を受け入れた経緯がある。
 須賀さんは「震災を機につながった両町住民に、互いの異なる文化への理解を深めてほしい」と話す。震災前の被災地を伝える写真集「浜通り2000〜03福島」の刊行を11月に予定している。
 作品展「ふたつのふるさと、桑折・浪江」は入場無料。開場時間は午前9時〜午後5時。


2020年07月23日木曜日


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