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コロナ感染情報伝達アプリ、導入72施設のみ 宮城県、登録呼び掛け強化へ

県民会館の掲示板に貼られたMICA登録用のQRコード。スマホで読み込むとメールアドレス入力画面が現れる

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、宮城県が登録を推奨する「みやぎお知らせコロナアプリ(MICA)」の導入施設が72カ所にとどまっている。仙台市内2カ所でクラスター(感染者集団)が発生したのを受け、村井嘉浩知事が16日出した緊急メッセージでも改めて活用を呼び掛けている。
 20日時点のMICA導入施設は72カ所で、主な内訳はライブハウス21カ所、カラオケ店8カ所、飲食店36カ所。県美術館、東京エレクトロンホール宮城(県民会館)といった県有施設など7カ所も導入済みだ。
 MICAは5月25日に運用を開始。導入施設にあるQRコードを利用客がスマートフォンなどで読み取り、県の電子申請システムにメールアドレスを登録する。
 施設で感染者が発生した場合、迅速に状況を伝える。アドレス情報は2週間をめどに消去される。20日時点の利用者は延べ1290人で、浸透しているとは言い難い。
 県食と暮らしの安全推進課の担当者は「導入施設はまだ少ない。広報に力をいれたい」と話す。チラシを作製し、保健所などを通じて飲食店を中心に導入を働き掛ける方針。
 県は、国の接触確認アプリの利用も勧めている。利用者同士が1メートル以内の距離に15分以上いると接触したとみなされ、陽性者と接触の可能性がある場合に通知が届く仕組み。参加者が増えれば、効果が高まる。
 厚生労働省によると、6月19日に提供を始めて約1カ月となる20日時点のダウンロード数は約769万件、「陽性」と登録した利用者は27人だった。
 利用者側にとって、感染防止の有効性を実感しにくいことも、低空飛行の背景にあるとみられる。


2020年07月25日土曜日


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