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全8巻予定「新編遠野市史」刊行始まる

新編遠野市史の1冊目となる現代編を手にする本田市長

 全8巻を予定する「新編遠野市史」の刊行が始まった。1冊目の現代編では、1965年から2019年まで約50年間の歩みを紹介。記念の式典が20日に岩手県遠野市内であり、本田敏秋市長は「人口減社会の中、遠野が今後底力を発揮するための教科書、羅針盤になる」と発刊の意義を強調した。
 市史編さんは15年に始まった。遠野市と宮守村が05年に新設合併して新「遠野市」が誕生。両市村は1970年代にそれぞれ市史、村誌を刊行しているが、その後の出来事を記録する必要性が生じており、近現代以前の郷土史や民俗学の新たな研究成果も盛り込む。
 新編遠野市史は現代編に続き、資料編3巻、通史編3巻、民俗編で構成する。八戸から遠野南部氏が入部して400年となる2027年の完結を目指す。
 現代編の編さんでは市民との協働を重視した。市民が原稿の読み合わせに参加し、事実確認と修正を繰り返した。市内11地区の「まち物語」や市民による歴史コラム、市出身の芥川賞作家若竹千佐子さんのエッセー「遠野へ」も掲載。親しみやすさに配慮した。
 現代編はA5判、オールカラー、496ページで3000円。連絡先は市史編さん室0198(62)2340。


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2020年07月25日土曜日


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