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写真や証言で悲惨さ訴え 福祉プラザで原爆パネル展

原爆の悲惨さを伝えるパネル展=25日、青葉区の仙台福祉プラザ

 広島や長崎に投下された原子爆弾の悲惨さを伝える「原爆と人間展」が25日、仙台市青葉区の仙台福祉プラザで始まった。黒焦げの遺体や背中が全面焼けただれた少年など写真や絵のパネル約150点を展示し、核廃絶を訴えかける。26日まで。
 被爆者が実体験を描いた生々しい絵も展示。「動けない人を運び出そうと手を握っても、皮膚がずるずるとむけて手が付けられない」「家は跡形もなくなり、両親の手掛かりを求めて焼け跡を掘った」などの証言と共に原爆の恐ろしさを伝える。
 青葉区の上杉山中3年遠藤柚季さん(15)は校内の合唱祭で原爆にちなんだ曲を歌うため、事実を知りたいと同級生2人と来場。「想像よりもはるかに悲惨で痛々しかった」と語った。
 パネル展は、被爆者らでつくる「宮城県原爆被害者の会」が主催した。ピーク時に約150人いた会員数は、高齢化などで現在30人にまで減っているという。
 8歳の時に広島で被爆し、父や祖父を亡くした木村緋紗子会長(83)は「犠牲者を思うと私は幸せな被爆者。何が起きたかも分からずして亡くなった人たちのため、被爆の実相を分かってもらいたい」と語った。


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2020年07月26日日曜日


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