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七夕飾りに平和願う 核廃絶、仙台から伝え続ける

吉原さん(中央)らに七夕飾りを手渡す油谷さん(左)=22日、仙台市太白区のみやぎ生協富沢店

 仙台市の市民グループ「『平和を祈る七夕』市民のつどい」が、核兵器のない世界の実現を祈る折り鶴の吹き流しを市役所や保育所など市内19カ所に届け、飾ってもらう取り組みを進めている。例年、仙台七夕まつり(8月6〜8日)で飾ってきたが、45年目の今年は新型コロナウイルスの影響でまつりが中止。「平和への祈りを表し続けたい」と企画した。
 折り鶴をつないだ1〜1.5メートルの吹き流しとくす玉の組み合わせを各施設に2本ずつ飾ってもらう。22日は太白区のみやぎ生協富沢店などに吹き流しや折り鶴のレイ(首飾り)を届けた。同生協理事の吉原直美さん(55)は「来店者が飾りを目にして平和について考える機会になればいい」と話す。
 「平和七夕」は例年、全国の個人や学校などから寄せられた折り鶴を使った5本の吹き流しをクリスロード商店街(青葉区)に掲げ、折り鶴のレイを見物客に手渡してきた。
 まつり初日の8月6日は広島に原爆が投下された日。記憶を風化させず、若い世代に伝えたいと代表の油谷重雄さん(76)=泉区=が1976年に始めた。
 今年のまつりは中止となったが「活動を途絶えさせず、核兵器廃絶の思いを子どもたちに伝えたい」と、企業や団体に飾る場所を打診。ボランティアや中高生らによる制作は、密集を避けて自宅やそれぞれの学校で作業した。飾る期間は施設によって異なり、市役所は8月3〜7日の予定。
 来年分の折り鶴は10月から受け付ける。油谷さんは「来年はいつも以上に祈りを結集させた立派な吹き流しを飾りたい」と語る。連絡先は油谷さん090(7068)6706。


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2020年07月26日日曜日


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