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伝統の力信じ疫病克服 相馬野馬追、無観客で開幕

出陣式で訓示を述べる総大将の相馬行胤さん(中央)=25日午前9時30分ごろ、相馬中村神社
開幕した「相馬野馬追」。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、内容を大幅に縮小し、無観客での開催となった=25日午前9時55分ごろ、相馬

 福島県相馬地方の夏を彩る「相馬野馬追」が25日、3日間の日程で始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため今年は無観客開催となり、内容も大幅に縮小される。
 総大将を務めたのは、相馬家33代当主和胤(かずたね)さんの長男行胤(みちたね)さん(46)。約30人が参加して相馬中村神社(相馬市)であった出陣式で「野馬追は数々の災難を乗り越えて続いてきた。その伝統の力を信じて疫病を克服したい」と訓示した。
 例年は勇壮な騎馬行列を組んで出陣するが、今回は神社の参道で総大将だけ馬に乗り、他の参加者は徒歩で付き従った。
 野馬追は参加者限定で26日に太田神社(南相馬市原町区)、27日には小高神社(同市小高区)でも催されるが、神旗争奪戦や甲冑(かっちゅう)競馬、市街地での騎馬行列は行われない。各神社での神事が中心になる。
 執行委員長の門馬和夫南相馬市長は「相馬地方の人たちは野馬追に誇りを抱いている。伝統を絶やさず今年も開催できてほっとしている」と話した。


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2020年07月26日日曜日


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