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太陽の塔に込めたメッセージ探る フォーラム山形でドキュメンタリー上映

特別上映される映画「太陽の塔」のチラシ

 新型コロナウイルスの影響による映画館離れを打開しようと、山形市のフォーラム山形で31日から、ドキュメンタリー映画「太陽の塔」が特別上映される。同館とNPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭(山形市)の共催。期間中、塔の制作者で山形にゆかりのある岡本太郎(1911〜96年)をテーマにしたトークイベントもある。
 映画は2018年公開の作品。1970年の大阪万博やシンボルとなった太陽の塔、岡本の制作意図などについて学者やアーティストら計29人の証言や読み解きを基に、太陽の塔に込められたメッセージを探る構成になっている。
 証言者は、岡本が傾倒した縄文やアイヌ民族の文化から、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故まで幅広く語っている。
 8月2日午前の上映後、山形美術館副館長の岡部信幸さんと陶芸家の金寛美さんらによるトークイベントがあり、「太郎と山形と縄文(仮題)」をテーマに掘り下げる。
 岡本は晩年、毎冬のように山形蔵王を訪れてスキーを楽しんだ。蔵王温泉のホテル「ル・ベール蔵王」には岡本の書が現在も残っており、山形県と縁も深い。
 山形ドキュメンタリー映画祭の高橋卓也理事(64)は「今年は大阪万博から50年の節目で、山形にゆかりのある岡本に関わる作品を上映することに意味がある。映画館に人が戻るきっかけにしたい」と話す。
 映画は112分。上映は8月6日まで各日2回で午前10時と午後6時半から。連絡先はフォーラム山形023(632)3220。


 


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2020年07月24日金曜日


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