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再処理工場 あす正式合格へ

 原子力規制委員会は27日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)について、新規制基準への適合を認める「審査書」を29日の定例会合で議論することを明らかにした。5月に取りまとめた審査書案に対する一般からの意見の反映状況などを協議し、問題がなければ審査に正式合格する。
 原燃は2021年度上期の完工を目指す。正式合格は本格稼働に向けた前進となるが、今後予定される「設計・工事の方法の認可」(設工認)の審査は対象が膨大で、長期化が見込まれる。安全対策工事にも一定の期間を要する見通しで、予定通りの完成は困難な情勢だ。
 規制委の更田豊志委員長はこれまで、設工認の審査は順調に進んでも1年はかかるとの見方を提示。15日の定例記者会見では「掲げている目標を達成しようとするなら、相当の工夫と決意が必要」と述べた。
 工場は各原発で発生した使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、再利用する「核燃料サイクル」の中核施設。原燃は14年1月、新基準に基づく審査を申請した。審査は重大事故対策や断層評価などで時間を費やし、約6年3カ月に及んだ。この過程で原燃のずさんな安全管理の実態も明らかになった。
 規制委は事実上の合格となる審査書案をまとめ、1カ月の意見公募(パブリックコメント)を実施していた。


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2020年07月28日火曜日


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