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東北で大雨 秋田・雄物川支流が氾濫、大仙市の52世帯に避難指示

大雨で増水した雄物川支流の福部内川=28日午前10時50分ごろ、秋田県大仙市大曲須和町
仙台市中心部でも地面を打つような強い雨が降った=28日午前10時50分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 東北地方は28日、梅雨前線や低気圧の影響で日本海側を中心に大雨となり、秋田県では非常に激しい雨が降った。大仙市の福部内(ふくべない)川では氾濫が確認された。東北地方は29日朝にかけて大雨となる見込みで、仙台管区気象台は土砂災害や河川の増水、氾濫への警戒を呼び掛けた。

 秋田県は28日午前6時40分、大仙市大曲地域を流れる雄物川支流の福部内川上流で氾濫を確認。市は刈和野、堀見内両地区の計52世帯170人に避難指示を出した。由利本荘市も土砂崩れで市道が寸断され、孤立した北ノ股地区の9世帯28人に避難指示を発令した。
 このほか、大仙市と美郷町は計565世帯1478人に避難勧告を出した。
 由利本荘市内では道路の被害も相次いだ。国土交通省秋田河川国道事務所によると、同市福山の日本海沿岸東北自動車道上り線でのり面の土砂が崩れ、大内ジャンクション−本荘インターチェンジ間の上下線が通行止めになった。由利本荘署によると、同市岩城勝手の国道7号で縦約7メートル、横約10メートル、深さ約5メートルの陥没が確認された。
 山形市も大雨で土砂災害の恐れがあるとして、市内の計807世帯2759人に避難勧告を出した。
 JR東日本によると、秋田新幹線の秋田−盛岡間、奥羽線の秋田−院内間、羽越線の秋田−酒田間で、それぞれ始発から運転を見合わせている。仙台支社は同日午前、仙山線愛子−山形間の運転を午後1時から同6時ごろまで見合わせると発表した。上下10本が運休する。陸羽東線鳴子温泉−新庄間は終日運転を見合わせている。
 気象台によると、宮城県内の午前11時半までの24時間降水量は丸森町筆甫83.5ミリ、白石70.5ミリ、気仙沼47.5ミリ、仙台41.5ミリなどとなった。
 宮城県内は29日も前線や低気圧の影響で曇りや雨となる見込み。東北の29日午前6時までの24時間降水量は、多い所で200ミリと予想されている。


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2020年07月28日火曜日


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