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絵手紙で原発避難者応援 福島・会津短大生がデザイン

はがきのデザインを披露する学生ら=29日、福島県会津若松市の会津大短大部

 東京電力福島第1原発事故で福島県会津若松市に避難する同県大熊町民に元気を届けようと、会津大短大部の学生がデザインを担った絵手紙が完成し、29日に披露された。原発事故から10年目になり、若い世代の風化防止にもつなげたい考えだ。
 NPO法人会津地域連携センターが、コミュニティー放送エフエム会津と連携し企画。日本郵便年賀寄付金配分事業に採用され、同短大の協力で実現した。
 絵手紙は暑中見舞い用の4種類。デザインを学ぶ2年生4人がパソコンで描いた。市内の仮設住宅や災害公営住宅の自治会、大熊町の小中学校、交流団体などに郵送する。センターやエフエム会津のホームページからダウンロードし、一般利用もできる。
 学生の一人、佐藤真澄さん(20)は「新型コロナウイルスの感染拡大で定着した社会的距離と古里への思いを表現した」と話した。
 市内に避難した町民は最も多い時で3500人を超えていたが、現在は620人。センターの稲生孝之理事長は「当初は行政情報の伝達や催しが支援の中心だった。今は風化が大きな課題だ」と指摘し、若者の参加を促す意義を強調した。
 今後も晩秋、正月、春の絵手紙を作製。次回以降は拓殖大生がデザインし、参加を県外に広げるという。


2020年07月29日水曜日


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