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秋田・大潟にパックご飯工場 来春の操業目指す

 秋田県大潟村にパックご飯工場を建設する計画が進んでいる。コメの消費量は年々減少しているが、パックご飯の需要は単身世帯用や災害時の非常食用として伸びている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食が減り、家庭内消費による需要増も見込む。パックご飯工場の設立は県内初。2021年4月の操業開始を目指す。
 大潟村あきたこまち生産者協会など6団体が出資して5月に設立した新会社「ジャパン・パックライス秋田」が事業を担う。総事業費は約21億円。12人で運営し、2交代制で年4608トン(2304万食)を製造する。このうち524トン(262万食)は台湾、中国、シンガポールへの輸出を計画している。
 工場は村の誘致企業用地に建設する。床面積2789平方メートルの生産施設と388平方メートルの保管庫を備え、村で生産されたコメを使ってパック用に加工する。事業には国の補助金9億5865万円と県の補助金3億1955万円を活用する。
 全国の主食用米の消費量は年間約10万トンのペースで減り続けているが、パックご飯の製造量は年間約1万トンずつ増加している。
 県販売戦略室の担当者は「単身世帯の増加で伸び続ける市場に参入することで米どころ秋田を国内外にアピールできる。新型コロナで外食の機会が減り業務用米の需要減が懸念されるが、その分のカバーが可能になる」と話した。


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2020年07月30日木曜日


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