宮城のニュース

宮城県高技専再編 5校統合し1校新設、審議会が答申

村井知事(右)に答申書を手渡す田辺会長

 定員割れが続く宮城県の高等技術専門校の再編を巡り、県有識者審議会は30日、現行の5校を統合し、1校を新設するよう村井嘉浩知事に答申した。村井知事は「しっかり受け止め、日本一の学校にしたい」と応じ、本年度内に整備計画を策定する方針を表明した。
 審議会長の田辺信之宮城大教授(金融・人材開発)が県庁を訪れ、村井知事に答申書を手渡した。田辺氏は「産業構造が変化する中、あるべき姿を協議した。『富県宮城』と地域のものづくりを支える学校にしてほしい」と要請した。
 村井知事は答申を「ドラスチックな内容」と評した上で、少子化や各校の老朽化を踏まえた抜本的な対応の必要性に同調。「生徒が大勢集まる魅力的な学校にしたい」と述べ、1校集約に前向きな姿勢を示した。
 答申では、通学の利便性が高い地域に1校を新設すべきだと指摘。自動車整備、プログラムエンジニアなど5校で展開する14科目の維持と、障害者の就業に向けた新コースの整備を求めた。遠隔地の就学希望に配慮し、サテライト校の設置にも言及した。
 専門校は現在、仙台、石巻、気仙沼、白石、大崎の5市に各1校ある。地理的条件や交通網などから、仙台市に拠点校を、気仙沼市にサテライト校を配置する案が有力とみられる。
 専門校の入学者は年々減少し、2020年度の定員(445人)に対する充足率は過去最低の49.9%(19年度比14.4ポイント減)に落ち込んだ。01年に校舎を建て替えた白石を除く4校は開校から45〜53年たち、施設の老朽化も進んでいる。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年07月31日金曜日


先頭に戻る