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大幅減収の仙台市バス「現状維持困難」郡市長見通し

 仙台市議会臨時会は30日、開会した。郡和子市長は新型コロナウイルスの影響で利用者が激減する市バス事業に関し、「運行本数や運行エリアを将来も現状のまま維持するのは難しい」と厳しい見通しを示した。

 郡市長は「感染収束後もテレワークなどの新しい生活様式が普及し、利用者の減少が続くことが予想される。今後は路線バスと地域交通を組み合わせた新たな交通ネットワークを構築する必要がある」と述べた。
 加藤俊憲交通事業管理者はバスと地下鉄の4、5月の乗車人数が前年同期の5割に落ち込み、4〜6月はバスが約7億円、地下鉄が約19億円の減収見通しと説明。バス事業は資金不足比率が20%を超え、経営健全化団体に陥る可能性があり、国が創設した「特別減収対策企業債」を発行する方針を明らかにした。
 加藤管理者は「企業債発行で当面は20%を超えないと見込んでいる。利用者が少なく、路線の維持が困難なエリアは地域交通と役割分担し、運行の効率化を図る必要がある」と語った。
 亀山元信病院事業管理者は感染拡大の影響で市立病院(太白区)の3〜6月の外来患者が9789人、入院患者が7981人減り、医療収益が4億7700万円減少したと説明。「全国的に感染が再拡大する中、さらに厳しい状況もあり得る」と危機感を募らせた。
 会期は8月3日までの5日間。市は新型コロナ対策費や緊急経済対策費を計上し、29億6567万円を増額する一般会計補正予算案など議案4件を提出した。
 松本由男(自民党)小野寺利裕(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)古久保和子(共産党市議団)石川建治(社民党市議団)安孫子雅浩(蒼雲の会)伊藤優太(市民と未来のために)の7氏が質問した。


2020年07月31日金曜日


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