宮城のニュース

村田・竹の内産廃「早期に廃止を」 焼却施設撤去説明会で住民から意見

更地となった焼却施設跡地前で行われた住民説明会

 宮城県村田町の竹の内産廃処分場に隣接する焼却施設を巡り、県は30日、現地で住民説明会を開き、昨年9月から本格化した撤去など基本工事が完了したことを報告した。住民からは早期の処分場廃止に向け、県に適切な無害化対策を求める意見などが出た。
 約20人が出席。柳沢宏・県竹の内産廃処分場対策室長が「長期間、地元住民の方々にご迷惑と心配を掛けてきた」と陳謝。「今後も隣接する最終処分場での環境モニタリング調査を継続していく」と話した。
 県は4月に調査を実施した焼却施設の土壌分析結果を公表。10メートルの深さでダイオキシンやカドミウム、鉛といった有害物質はいずれも基準値以下と説明した。
 処分場の地権者の1人で近隣に住む鈴木健一さん(75)は「処分場の土壌汚染は何もしなければ50年も100年も続く。早期に処分場の廃止手続きを進めるため、対策を講じてほしい」と県に要望した。
 処分場廃止に向けた対策について、県は「処分場内の水質基準がクリアされておらず、10年、20年、それ以上の長い年数がかかるという議論が県の生活環境影響調査評価委員会でされている」と明言しなかった。
 焼却施設は2001年に稼働停止後、長年放置されてきた。焼却炉からは基準値の約230倍のダイオキシンなど有害物質が検出。県は18年、設置業者に焼却炉のばいじん飛散防止などを求める措置命令を出したが、業者が応じなかったため、行政代執行による解体撤去に踏み切った。


関連ページ: 宮城 社会

2020年07月31日金曜日


先頭に戻る