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規模縮小の八戸三社大祭 伝統の山車を市中心部に展示

展示が始まった山車の前でお囃子が披露された
31日に展示が始まった八戸三社大祭の山車
展示会場に山車を搬入する関係者=7月29日

 青森県八戸市の八戸三社大祭で呼び物の山車を運行する山車組で組織する「はちのへ山車振興会」が、昭和30〜40年代まで造られていた伝統的な山車3台を制作した。新型コロナウイルスの影響で山車の運行は中止となったが31日、市中心部で展示を開始。8月16日まで祭りの雰囲気を伝える。
 今年が発祥300年の節目に当たり、31日〜8月4日に予定されていた三社大祭は大幅に規模を縮小。祭りの原点を見詰め直そうと、大型化が進む前の、豪華な電飾やからくり仕掛けのない山車を再現した。
 例年はそれぞれ山車を造る27の山車組が、「おがみ」「長者山新羅」「神明宮」の3神社の氏子ごとに1台ずつ制作。「3密」を避けながら、7月上旬から急ピッチで作業を進めた。
 山車は高さ4〜4.5メートル、幅約3.5メートルで従来の半分以下。載せられる人形の数が限られ、伝説などの題材を一場面で表現するのに苦心したという。
 会場の八戸まちなか広場「マチニワ」では期間中、おはやしや虎舞も披露される。振興会の小笠原修会長(61)は「大型化が進む前は竹の骨組みやコメから作ったのりを使っていた。そこまでは再現できなかったが、原点を知る機会になったのではないか」と話す。


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2020年07月31日金曜日


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