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仙台一、完全燃焼 34年ぶり夏4強 高校野球宮城大会

仙台育英―仙台一 3回を投げ、仙台育英打線に3失点した仙台一先発の篠村

 東北地区高校野球宮城大会は30日、石巻市民球場で準決勝2試合があった。仙台育英は仙台一を7―1で、仙台は東陵を4―1で下し決勝に進んだ。決勝は8月1日午前10時から、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城。

 34年ぶりの夏4強の舞台。仙台一は全力を出し切った。
 快進撃を支えた奥山と篠村の右腕2枚が、仙台育英打線に屈した。一回、篠村が制球の落ち着かないところを狙われ2失点。二回は守備の乱れも痛かった。五回途中から登板した奥山は六回に長打を浴びて失点。四回に2点差まで迫ってからは膠着(こうちゃく)状態が続いていただけに、勝負を分ける大きな1点だった。
 ここまでの道のりは平たんではなかった。新型コロナウイルスの影響で、大きな目標である仙台二との定期戦が中止に。森主将は「チーム全体で野球から気持ちが離れた時期もあった」と明かす。
 それでも代替大会の開催が決まり、「最後までやり切らないと後悔が残る」(森主将)。また一つにまとまった。七回の美技がそれを証明している。無死一塁で右翼へのライナーを唯野がダイビングキャッチ。併殺でピンチを切り抜ける。チーム一丸となって投手陣を支えていた。
 「楽しもう」「笑顔で」。九回最後の攻撃。仙台一のベンチからはこの日一番の声が上がった。「思い切りプレーする大切さがみんなに伝わった。簡単に諦めない人生を歩んでほしい」と千葉監督。例年以上に濃い時間を過ごしてきた選手たちをたたえていた。
(吉川ルノ)


2020年07月31日金曜日


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