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<いぎなり仙台>体験すっぺ! サーフィン(仙台・向洋海浜公園) 失敗重ね 乗れる喜び

熊谷オーナー(左)からサーフィン指導を受ける記者=仙台市宮城野区の向洋海浜公園

 午前9時、仙台港(仙台市宮城野区)の向洋海浜公園には既に多くのサーファーが集まっていた。記者もかつては陸上長距離の選手だったが、最近は仕事に追われ運動不足気味。少し不安に駆られながら、初めてウエットスーツに身を包んだ。
 サーフショップ「ジャップス」(若林区)オーナーの熊谷航さん(27)の手ほどきを受けていざ海へ。わずか数秒で波にのまれ体は1回転。いきなり大海原の洗礼を浴びた。
 まずは板の上に立つのが第1段階。腹ばいになって波を待つと、水面と目の位置が近いのでとんでもなく大きい波に感じる。「潜って!」「今度は越えましょう!」。立ち上がっても恐怖心からか板の中心に立てず、何度も背中から海に落ちる。動画サイトを見て描いていたイメージは、もろくも崩れた。
 失敗を繰り返すこと約1時間。「重心を低く、視線は真っすぐ」。アドバイスを意識したら何とか波に乗れた。バランスを取るのに精いっぱいだったが、浅瀬にたどり着いて遅れてきた感動をかみしめた。試行錯誤しながら何かに乗れるようになる体験は、小学1年の時の自転車以来だ。
 「自然を相手にするのが一番の醍醐味(だいごみ)。同じ波は一つとしてなく、その都度適応させる楽しさがある」。熊谷さんの言葉が、へとへとの体に染みた。
 海から上がり、重力を感じながら砂浜に崩れ落ちた。海を見返すと、止めどなく波が押し寄せている。可能性は無限大かもしれない。潮風が抜群に心地よかった。
(吉川ルノ)

[仙台港の向洋海浜公園] 日本プロサーフィン連盟公認の大会も開かれる国内有数のサーフポイント。通称仙台新港。ジャップスのサーフィンスクールは、初心者から技を磨きたいサーファーまで参加1人から受け付ける。サーフボードとウエットスーツのレンタル料込みで2時間5000円。最寄りの駅やバス停まで送迎する。


 社会は新しい日常生活の形を模索している。新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会生活を両立させる「ウィズコロナ」。しっかり対策を取った上で、レジャーや文化活動を楽しむことはできる。仙台圏のスポットを紹介する。


2020年07月31日金曜日


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