宮城のニュース

<Eパーソン>国内線の拡大に注力 仙台−中部線増便目指す

会田純[あいだ・じゅん] 米ノースロップ工科大卒。米ロッキードエアクラフト社のエンジニア、ゲーム会社カプコン、スクウェアの米法人トップなどを経て2017年エアアジア・グループエグゼクティブ・アドバイザー。20年1月から現職。60歳。秋田市出身。

◎エアアジア・ジャパン 会田純COO

 マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県)は、新型コロナウイルスの影響で4月9日から運休していた仙台−中部線の運航を8月1日に再開する。仙台市を訪れた会田純代表取締役最高執行責任者(COO)に、今後の戦略などを聞いた。
(聞き手は報道部・丸山磨美)

 −国内線の運航を再開する。
 「中部−札幌線と仙台線の2路線を再開し、就航を延期していた中部−福岡線も含め、国内全3路線を運航する。感染状況などでタイミングは本当に悩んだが、8月は航空・旅行業界の繁忙期で、ぜひ再開したかった。動かさなければ経済は回らない。国際線は台北路線(中部、札幌)のみで、再開時期は見通せないが、業界内で影響は少ない方だろう」
 「便ごとに機内を消毒するなど感染予防を徹底する。飛行機は2、3分で全ての空気が入れ替わり、フィルターも高性能。空の旅は安心、安全と伝えていく」

 −予約状況はどうか。
 「動きは弱い。豪雨災害の影響も大きく、想定外だった。『GoToトラベル』により人の動きが戻るかどうか、旅行業界にとっては死活問題だ」

 −旅客数回復の戦略は。
 「これまでは成長戦略として国際線の拡大を考えてきたが、今は国内に注力して就航地を増やしたい。東京や大阪に飽きた訪日外国人旅行者(インバウンド)にとって仙台、東北は新しい発見がある土地。グループの国際線就航地としても期待していたが、コロナでスタートラインに戻った」
 「仙台を札幌や福岡とつなぐことも大きな可能性としてある。仙台−中部線は1日1往復の運航だが、午前と午後の両方あった方が使い勝手も良い。増便できる状況に持っていきたい。グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は2021年中の黒字化を掲げており、日本法人もそこを目指す」


関連ページ: 宮城 経済

2020年08月01日土曜日


先頭に戻る