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「仙台っ子」国分町に別れ コロナ打撃で9日閉店 駅東口に再オープン

国分町店が入居するビル=仙台市青葉区国分町

 仙台市を拠点とするラーメンチェーン「らーめん堂仙台っ子」の国分町店(青葉区国分町)が9日、閉店する。東北随一の繁華街に1995年に開店した1号店。新型コロナウイルスの影響で夜のにぎわいが失われて赤字が続き、一時撤退を決めた。

 運営するフィダール(若林区)によると、国分町店は宮城野区榴岡に移転し、24日に仙台駅東口店としてオープンする予定。
 仙台っ子は県内に直営とフランチャイズ計13店を展開。豚骨しょうゆのスープの作り方は共通だが、客層などに応じて濃度を変えて「あっさり」「こってり」を選べるのは国分町店だけだった。
 国分町店の従来の営業時間は午前11時〜翌午前3時。感染が拡大した3月下旬から来店者が減り売り上げは4分の1ほどに落ち込んだ。一時休業を経て再開したが、夜のにぎわい回復は見通せず現在は午後7時閉店。売り上げは前年の4割ほどにとどまるという。
 フィダールの久米英人専務(55)は「家賃など固定費も重く、昼の集客でつなぐのは厳しい。ここ数年、夜の国分町の景気は下降気味で、コロナがとどめになった」と話す。
 移転先には同社の牛たん焼き店「牛たん若」があったが、観光客減少に伴い7月26日に閉店した。仙台駅東口店はスープをあっさりめに一本化、麺も自社製麺に変え、ランチ中心に収益確保を図る。
 国分町店閉店には常連客から「残念だ」との声が寄せられる。久米専務は「25年営業して後ろ髪引かれる思いだが、先を考えての決断。いずれ、小さい店舗でも必ず国分町に戻りたい」と語った。


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2020年08月03日月曜日


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