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女川原発再稼働 説明会の参加伸び悩む 宮城知事「想定内の数」

 東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働を巡り、宮城県主催の住民説明会の参加者が定員を大きく下回る状況について、村井嘉浩知事は3日の定例記者会見で「(県ホームページで配信した)動画を見た人もいる。ほぼ想定した数字」として、問題ないとの認識を示した。
 説明会の内容は、村井知事が再稼働を認めるかどうかを判断する「地元同意」の重要な材料となる。
 1日に女川町であった初回は、定員400人に対し177人が参加し、生中継の視聴は110〜120人で推移した。2日の石巻市は、定員200人の4分の1に満たない44人だった。
 参加には申し込みが必要で、8〜19日の残る5回も定員を下回る公算が大きい。村井知事は「(賛否が分かれる場合の説明会は)進めようとすることに疑問を感じている人の参加が多くなる」と指摘した。
 説明会では、原発30キロ圏内の住民約20万人を対象にした広域避難計画の実効性を疑問視する声が相次ぐ。計画の周知が課題となる中、村井知事は「参加しない住民にも情報を伝えることが重要だ。自分の言葉で直接伝えるよう今後も努めていく」と述べた。
 重大事故時には、30キロ圏内を訪れた観光客らへの避難誘導も懸念材料となる。知事は「宿泊施設や実家にも情報は伝わる。安心して来てほしい」と強調した。


2020年08月04日火曜日


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