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秋田竿燈 雰囲気を満喫 例年なら開幕日、各地で代替イベント

秋田市民俗芸能伝承館「ねぶり流し館」で、職員が実演した竿燈の演技
竿燈を設置する上米町一丁目竿燈会のメンバー

 新型コロナウイルスの影響で秋田竿燈まつり(3〜6日)が中止になった秋田市内で3日、代替イベントが開かれた。例年であれば初日を迎える日に、関係者や参加者はそれぞれの方法でまつりの雰囲気を味わうと同時に、来年の開催への思いを強くしていた。

 市民俗芸能伝承館「ねぶり流し館」では、差し手としてまつりに参加している職員が竿燈の演技を披露した。通常は午後1回の演技を6日までは午前も行う。
 3人の職員は「中若」と呼ばれる高さ約9メートル、重さ約30キロの竿燈を掲げ、手で支える「平手」や難易度が高い「腰」といった技を披露。来館した親子連れなど約15人が拍手を送った。
 毎年まつりに訪れるという秋田市の園児森谷圭一朗ちゃん(5)は「(竿燈が)大きくて格好よかった」と笑顔を見せ、母親の杏奈さん(35)は「まつりがなく残念がっていたので、こういう機会があってうれしい」と話した。
 演技を披露した職員の堀井学さん(56)は「まつりの初日は練習の成果を見せようと一年で一番高揚する日。例年とは違った形になったが、お客さんが喜んでくれて満足のいく演技ができた」と語った。

 同市の上米町(うわこめまち)一丁目公民館には、地区の竿燈会メンバーらによって飾り竿燈が設置された。例年演技で使用する高さ約5メートルの「幼若」と約7メートルの「小若」を公民館脇に飾ると、通行人は足を止めて写真を撮影していた。
 飾り竿燈は本来のまつり期間である6日夜まで設置する。上米町一丁目竿燈会の貴志冬樹代表(26)は「竿燈を準備していると本当にまつりがあるよう。来年こそは新型コロナが収まり、無事開催されることを願いたい」と話した。


2020年08月04日火曜日


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