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めがね橋ライトアップが夜景遺産に 遠野のJR釜石線橋梁

4色のライトに照らされ、闇夜に浮かぶめがね橋

 岩手県遠野市宮守町のJR釜石線「宮守川橋梁(きょうりょう)」のライトアップが、一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」(東京都)の日本夜景遺産に選ばれた。市は「新型コロナウイルス感染症で地域が沈滞する中、うれしい知らせ。今後の観光振興に生かしたい」と期待する。
 コンクリート製の橋は1943年に完成し、長さ107.3メートル、高さ17.8メートル。均等に並ぶ五つのアーチの形状から「めがね橋」と呼ばれる。2002年に土木遺産、09年に近代化産業遺産に認定された。
 傍らには宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」のモデルともされる、1915年に完成した岩手軽便鉄道の橋脚が残る。歴史を感じさせる重厚な造りが周囲の自然と調和し、市有数の景勝地として親しまれている。
 市によると、ライトアップは91年ごろ、旧宮守村商工会青年部の企画で始まった。その後、管理を村、合併後は市が引き継いだ。1年を通し、14基のライトで日没後から午後10時まで巨大な橋を照らし出す。
 今年6月には照明を水銀灯から発光ダイオード(LED)に変更し、多彩な色でライトアップできるようになった。現在は青、緑、オレンジ、ピンクの4色を使用する。
 野外での鑑賞となるため、「3密」にはなりにくい。市は遺産認定を受け、地元自治会やJRと連携し、夜景と絡めたイベントの開催などを検討する。
 日本夜景遺産は2004年に始まり、これまで261カ所が認定されている。


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2020年08月05日水曜日


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