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ガス管、事故前に損傷 少量ずつ漏れ充満か 郡山の爆発事故

 福島県郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜 郡山新さくら通り店」で7月30日に起きた爆発事故で、店外に設置されていたプロパンガスのボンベと調理場のガスこんろをつなぐ管に、爆発前に付いたとみられる損傷があったことが4日、捜査関係者らへの取材で分かった。
 福島県警などは損傷部分からガスが少量ずつ長時間漏れて店内に充満し、引火して爆発した可能性もあるとみて詳しく調べている。
 郡山地方広域消防組合消防本部によると、店外のボンベからはガス管が約10メートル延び、調理場のこんろや給湯器につながっていた。事故前、ボンベは開栓していたが、こんろ側の元栓は閉まっていたとみられる。
 事故は30日午前9時ごろに発生。爆発の直前に店内に入った改装工事の現場責任者古川寛さん(50)=仙台市太白区=が爆風を浴びて亡くなり、近くにいた19人が重軽傷を負った。同店は新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月から休業していた。
 関係者によると、現場検証で見つかったガスメーターの記録から、7月に入ってガスが使われたことが確認された。メーターには異常時にガスを遮蔽(しゃへい)する仕組みは備わっていなかったという。
 県警や消防による現場検証は4日午後2時すぎ、終了した。調理場に設置されていたガス漏れ警報器が見つかっていないが、県警は警報器が何らかの原因で作動せず爆発に至った可能性も含め、業務上過失致死傷容疑での立件を視野に調べを進める。


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2020年08月05日水曜日


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