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津波想定し沖出しルール 三沢漁港対象、市が説明会

津波襲来時の沖出しルールが策定された三沢漁港

 青森県三沢市は、津波襲来を想定し沖合に漁船を避難させる「沖出し」ルールを策定した。三沢漁港を拠点とする漁業者向け説明会を5日、市漁協で開き、命を最優先する行動を基本に、周知徹底を呼び掛けた。同漁港はスルメイカ漁などで市外の漁船の入港も多く、ルールを明記したシートを全利用者に配布する。
 操船者が陸上にいる場合と海上にいる場合に分け、基準を示した。陸上のルールは表の通り。
 津波が避難海域から沿岸に到達するまでの時間と、避難海域への移動時間を合計し「残り時間」として設定。津波の高さに応じて沖出し可能な時間を示した。10メートル超が想定される場合は沖出しはしない。
 海上の場合は、操業場所や漁船の速力、津波の到達時間を考慮し、沖出しをするか、帰港して高台に避難するかを判断する。
 市水産振興課の沖沢聖一課長は「命を第一に、次に漁船を守るという意識で、このルールを守って行動してほしい」と話した。
 ルール作りは2019年12月に着手。今年2月に漁船7隻が参加して実証実験を行うなどして3月に避難基準を策定したが、新型コロナウイルスの影響で説明会開催が遅れていた。


2020年08月06日木曜日


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