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楽天パークの座席、宮城野通のベンチに再利用

球場の座席を再利用したベンチでくつろぐ市民=仙台市宮城野区榴岡4丁目

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東口からプロ野球東北楽天の本拠地、楽天生命パーク宮城をつなぐ宮城野通で、球場の座席をベンチに再利用し、憩いの空間を創出する社会実験が行われている。来年3月末までで、利用状況や効果などを見極め、次年度以降の継続実施を検討する。
 駅東口の住民や企業などでつくる「仙台駅東まちづくり協議会」が取り組む。2016〜19年、内野席で使われた64脚を球団から寄贈され、宮城野通の約200メートル区間の歩道9カ所に6〜8脚ずつ配置した。
 歩道や沿道の公開空地では6月、キッチンカーや飲食ブースが並ぶ「ユアキッチン」が始まった。子ども2人と座席で涼んでいた同区の主婦(44)は「キッチンカーで食べ物を買っても、ゆっくりできる場所がなかった。ベンチができて、ありがたい」と喜んだ。
 協議会によると、宮城野通は歩行者の滞留場所がなく、駅前と球場前のにぎわいが分断される課題があった。松坂卓夫理事長は「球団との連携で生まれた空間が、市民の癒やしになればうれしい。地域と球団が協力し、まちづくりを推し進めたい」と展望を語った。


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2020年08月07日金曜日


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