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仙台−新庄間「リゾートみのり」 運行12年別れ惜しむ 10日までラストラン

鳴子温泉駅のホームでは、大勢の人が横断幕や小旗を掲げ、列車を出迎えた

 仙台−新庄間を走るJR東日本の臨時快速列車のラストランが8日始まった。途中で停車する宮城県大崎市の鳴子温泉駅では、地元の観光関係者らが列車を出迎え、別れを惜しんだ。
 鳴子温泉観光ボランティアとして、駅で12年間出迎えをしたJRの元運転士大江征一さん(81)はこの日もホームで手を振った。「臨時運行のSLとみのりが並んだ時は、鉄道ファンでにぎわった。JRと連携したイベントもたくさん参加した」と快速列車との歩みを振り返った。
 乗客はホームで記念撮影して、みのりの姿を記憶に刻んだ。仙台市青葉区の会社員河村拓郎さん(35)は、鉄道好きの息子拓輝(だいき)ちゃん(4)の誕生日に合わせ、親子3人で乗車した。拓輝ちゃんは「沿線でたくさんの人が手を振ってくれた」と楽しんでいた。
 記念式典もあり、宮城、山形両県の陸羽東線沿線自治体の首長ら約70人が参加。大崎市の伊藤康志市長は「沿線の方に12年間、出迎え、見送りをしてもらった。名前の通り、実りいっぱいの運行に感謝したい」と述べた。
 リゾートみのりは2008年10月運行開始。土日祝日を中心に東北線経由で陸羽東線を走り、21万人を超す乗客を運んだ。車両老朽化で今年6月28日に最終運行の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止になり、今月10日まで3日間のラストランが企画された。


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2020年08月09日日曜日


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