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図書館職員が認知症を理解 研修会でサポーター認定 仙台

図書館職員を前に、カウンターの内側で寸劇を披露する支援センターのスタッフ

 図書館を利用する認知症当事者の接遇を考える研修会が、仙台市青葉区の市広瀬図書館であった。あやし地域包括支援センターの協力で、職員10人が症状や支援方法などの基礎知識を身に付け、「認知症サポーター」の認定を受けた。
 借りた本の返却をしょっちゅう忘れる人や、返却を催促する電話に「借りた覚えがない」と怒る人、自宅に帰る道が分からなくなった人など、実際に職員が応対に困った事例を基に、センターのスタッフが寸劇を交えて解説した。
 認知症の人への基本姿勢は「驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない」の三つ。担当者は「本人は物忘れや失敗を繰り返して自信をなくし、悲しんでいる。どれだけ相手の気持ちになって考えられるかが大切」と語った。
 研修会は7月30日に行われた。同館責任者の本間雄太さん(38)は「図書館は広く開かれた場所。認知症の人に優しい図書館は、結果として全ての人に優しい施設となる。対応を工夫し、職員で共有していきたい」と話した。


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2020年08月12日水曜日


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