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9月公開の震災遺構「旧中浜小」 町職員が教訓伝える 宮城・山元

旧中浜小で津波発生時の様子を聞く町会計年度任用職員ら

 東日本大震災の震災遺構として9月26日に一般公開が始まる宮城県山元町の旧中浜小で、遺構を案内する町の会計年度任用職員5人が今月から研修に取り組んでいる。
 5人は同小の元教員や防災士らで、8月1日に採用された。12日は震災当時の校長井上剛さん(63)の説明を聞きながら、津波被害の実情を伝える校舎の内外を見学した。
 井上さんは「旧中浜小は未来の命を守る新たな使命を帯びる。ガイドは基本的な事実を学んだ上で、それぞれの個性で伝えてほしい」とエールを送った。
 2016年度に閉局した町の臨時災害FM局「りんごラジオ」の元スタッフ斎藤緑さん(53)も、研修を受ける一人。「多くの人から震災の話を聞いた経験を生かし、教訓を伝えたい」と話した。
 震災当時、中浜小では児童や住民ら90人が2階の校舎屋上にあった倉庫に避難し、全員が助かった。


2020年08月13日木曜日


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