宮城のニュース

震災から10度目の夏 静かな盆の入り

震災から10度目の盆の入りに、マスク姿で墓参する家族連れ=13日午前8時50分ごろ、名取市閖上

 盆の入りの13日、宮城県内の寺院には家族連れなどが墓参りに訪れ、照り付ける強い日差しの下で手を合わせた。東日本大震災から10度目の夏を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で帰省できない家族もおり、例年より静かな盆となった。
 宮城県名取市閖上地区で隣り合って並ぶ東禅寺と観音寺の墓地には、早朝から花や線香を手向ける姿が見られた。仙台市青葉区の公務員佐藤弘恵さん(53)は北海道と神奈川県に住む娘2人が帰省できず、夫と2人で墓参した。
 震災で母盛子さん=当時(69)=が津波に巻き込まれて亡くなった。佐藤さんは「震災で何もなくなったところから新しい町ができ、人のにぎわいが戻って来たよ」と墓前に報告した。
 仙台管区気象台によると、13日午前の県内は高気圧に覆われて晴れや曇りとなった。正午までの最高気温は仙台32.7度、丸森34.1度、石巻市桃生33.2度、名取32.4度。午後も気温は上がり、仙台は今年初の猛暑日になると見込まれている。


2020年08月13日木曜日


先頭に戻る