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祭り中止も手作りねぶた運行 青森市民ら有志、連続出陣の伝統つなぐ

小型の扇ねぶたを運行する実行委のメンバーら=5日

 青森市民らでつくる「私たちのねぶた自主製作実行委員会」が2〜7日、同市郊外でねぶたの独自運行を行った。新型コロナウイルスの感染拡大で青森ねぶた祭は中止となったが、「連続出陣」の伝統をつなごうと企画した。
 ねぶた師に依頼せず市民の手で大型ねぶたを作製する実行委は1974年の結成以降、欠かさず祭りに参加。毎日の出陣を控える団体もある中、6日連続でねぶたを運行してきた。大雨で多くが運行をやめた日も出陣したこともあった。
 連続出陣を続けたいと、実行委は参加者を絞った独自の運行を計画し、小型の扇ねぶた1台を製作した。「来年は熱く跳ねるぞ」「私たちの底力」。裏面には関東在住のメンバーが寄せた直筆メッセージを張った。
 10〜70代が連日、市郊外の八甲田山中に集まってねぶたを引いた。人けのない山道にお囃子(はやし)と威勢のよい掛け声を響かせた。
 事務局長の小笠原孝雄さん(69)は「市民の手で作り上げるねぶたを今年もつなぐことができた。これで、来年も気持ちを新たに臨める」と話す。


2020年08月13日木曜日


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