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丸森の復興、演歌で応援 塩釜の会社社長、町にCD寄贈

「あぶくま道中舟下り」のCD
曲を制作した菊地さん(右)とCDを手にする保科町長

 歌手活動をしている宮城県塩釜市の建築会社社長菊地登志彦さん(75)が、宮城県丸森町の名所をモチーフにした曲「あぶくま道中舟下り」を制作した。昨年10月の台風19号や新型コロナウイルスの感染拡大で遠のいた観光客の足を呼び戻すPRソングにしてもらおうと、自身が歌う同曲のCD300枚を町に寄贈した。
 町内の神社の屋根が台風19号で破損し、菊地さんの会社で修繕したのが縁。観光客の減少を懸念していた地区住民が、県内外各地のご当地ソングを作っている菊地さんに、丸森の曲を作れないか相談した。
 東日本大震災の被災地で多くの建築の仕事を手掛けた菊地さん。「丸森の苦労も分かる」と引き受け、作詞を進めた。
 歌詞は「走る阿武急 碧(あお)い渓谷(たに) 春の川風 舟下り」「山紫水明 川音の宿に 咲いた姫射干(ヒメシャガ) 不動尊」と丸森の名所をつづる。メロディーは演歌調で、仙台市の知人が作曲した。菊地さんが町内の風景を撮影し、曲と共に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
 菊地さんは今月12日、町役場を訪れ、CDの目録を保科郷雄町長に渡し「復興や観光に役立ててほしい」と話した。
 保科町長は感謝を述べ、「町民が歌を聴いて元気になればいい」と語った。町は観光施設などで曲を活用する考えだ。


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2020年08月14日金曜日


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